カクテル~Parfait Amour~
二人がグラスを空けたのを見計らって、僕は口を開いた。
「水野高裕、あなたは月森妃緒を妻とし、健やかなる時も病める時も決して離れず、生涯を共にすることを誓いますか。」
「誓います。俺自身の全てにかけて。」
「月森妃緒、あなたは水野高裕を夫とし、健やかなる時も病める時も決して離れず、生涯を共にすると誓いますか?」
「私の全てにかけて、誓います。」
水野さんは妃緒の手をとり、それまで左手の薬指につけられていた、華やかな光を放つジルコンの指輪を外して右手の薬指につけかえた。
そして妃緒の空いた左手の薬指には、真新しいマリッジリングがつけられた。
水野さんの左手の薬指にも、妃緒の手でマリッジリングがつけられる。
「水野高裕、あなたは月森妃緒を妻とし、健やかなる時も病める時も決して離れず、生涯を共にすることを誓いますか。」
「誓います。俺自身の全てにかけて。」
「月森妃緒、あなたは水野高裕を夫とし、健やかなる時も病める時も決して離れず、生涯を共にすると誓いますか?」
「私の全てにかけて、誓います。」
水野さんは妃緒の手をとり、それまで左手の薬指につけられていた、華やかな光を放つジルコンの指輪を外して右手の薬指につけかえた。
そして妃緒の空いた左手の薬指には、真新しいマリッジリングがつけられた。
水野さんの左手の薬指にも、妃緒の手でマリッジリングがつけられる。