カクテル~Parfait Amour~
1月の終わり、店に妃緒からのハガキが届いていた。
ウエディングドレスと真っ白なタキシードに身を包み、幸せそうに寄り添う二人の写真が印刷されている。
僕はついつい手を止めて、見入ってしまっていた。
「まだ開店前だった?」
「妃緒!」
時計は開店の時間の五時丁度を指していたところだった。
妃緒はいつもの席に座る。
「いや、丁度オープンさせる時間だよ。
妃緒の写真についついみとれちゃってね。」
「これから、高裕さんの会社の人たちが結婚祝いの会を開いてくれるんだ。
あと一時間くらいで、高裕さんが迎えにくるよ。
ジュースだと、ここ何がある?」
「それなら今の妃緒にぴったりのがあるよ。」
妃緒のようにアルコールに弱い人にもこの空間を楽しんでほしいと思い、ノンアルコールカクテルの勉強に力を入れ始めたところだった。
ウエディングドレスと真っ白なタキシードに身を包み、幸せそうに寄り添う二人の写真が印刷されている。
僕はついつい手を止めて、見入ってしまっていた。
「まだ開店前だった?」
「妃緒!」
時計は開店の時間の五時丁度を指していたところだった。
妃緒はいつもの席に座る。
「いや、丁度オープンさせる時間だよ。
妃緒の写真についついみとれちゃってね。」
「これから、高裕さんの会社の人たちが結婚祝いの会を開いてくれるんだ。
あと一時間くらいで、高裕さんが迎えにくるよ。
ジュースだと、ここ何がある?」
「それなら今の妃緒にぴったりのがあるよ。」
妃緒のようにアルコールに弱い人にもこの空間を楽しんでほしいと思い、ノンアルコールカクテルの勉強に力を入れ始めたところだった。