Nocturne
「あっ、竜也ドベじゃんっ」
「昨日4位だったし!」
「昨日は昨日よっ」
「…っ」
他愛ない話をして、いつものように私は過ごしている。
でも少なからず、
こうして過ごしている間も私の心の中には、
――――罪悪感でいっぱいだった。
『ごめんね』って思いながら。
私はこの空間にいる日々。
辛くて、苦しくて。
はやく出たいという気持ちに駆られる。
そして朝食を食べた後、
「あっ、私そろそろ行ってきます!」
家を出た。