好き すき スキ
暗闇
あれから1ヶ月が経った。

寒さが鼻につく季節。

それは去年大輝が
私に告白をしてくれた時期でもあり、
大輝と別れたばかりの私にはつらい季節だった。

毎日毎日同じことの繰り返しだった。

朝起きて

学校へ行って

ぼーっと授業を受けて

大輝を目で追って

そんな自分に腹が立って

学校が終わって

家に帰って

ご飯食べて

お風呂はいって

テレビをひたすら見つめる。

明日が来るのが嫌で

寝る時間も遅くなり

夢に大輝がでてくる始末

私の中にほっかりと穴があき

私は疲れきっていた。

当然ノリの悪くなった私は
クラスで1人ぼっちになった。

その時の唯一の癒やしは

隣のクラスの男の子加藤だけだった。

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