ツンデレ王子さま
「えー!そ、そうかな!?」
「うん♪顔赤いよ〜。」
私は、とっさに頬を押さえる。
「嘘だよ、嘘!もうー、めいってば素直すぎるよ。」
「え!?美紅ちゃんひどい。」
「ごめんごめん!めいってば可愛すぎ。」
美紅ちゃんが私の頬っぺたをつねった。
「可愛くないよ。こんなださださ眼鏡だってつけてるし!」
「…前から思ってたけど、何で目良いのにそんな眼鏡つけてるの〜?」
「…え、えっと、そ、それは…」
「―まあ、めいは何しても可愛いけどね♪」
私の言葉を遮るように
美紅ちゃんは話始めた。
こうやって気を配れる
美紅ちゃんは
本当にすごいと思う。
はあああ、
美紅ちゃんにだけは
話しておかなきゃな。