ツンデレ王子さま
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小学6年生のとき、



私には好きな人がいた。

名前は翔君。


そして、バレンタインデーに気持ちを伝えようと



翔君の下駄箱に、



“今日の放課後、校門で待ってます。”




と言う手紙を入れて、




放課後、校門でチョコをぎゅっと抱き締めながら、



翔君が来てくれるのを



ずっと待っていた。




…でも、来たのは
同じクラスの愛ちゃんだった。




「…愛ちゃん!?なんで愛ちゃんが来たの!?」



「わ、私が翔の彼女だから!だからめいちゃんは翔のこと諦めてっ!」



「…え…。」



「翔は、めいちゃんみたいな子は嫌いなんだって。迷惑だって言ってたよ!」


「……」



「あ、私がここに来たけと誰にも言わないでね!それじゃあ、」




そう言って、愛ちゃんは


立ち去ってしまった。






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