俺様天使とのキスまであと指輪一個分。

いつ黒い鎧の奴らが現れるかもしれない。


いつ襲ってくるかもしれない。




蒼は部活の子に危険が迫ることがないように、ソフトボールに集中しつつ、周りの気配にも注意していた。


「はああ……」


それがどんなに大変なことか――……


「今日はなんか元気ないよね? キャプテン」





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