俺様天使とのキスまであと指輪一個分。
第九章 友情




暗い世界。

何もない。

底なし沼――



周りは誰もいない。

叫んでも誰も助けてはくれない。


(こんなことなら…何もないただの女の子のままで良かったのに)


冷たい。怖い。


(何もいらない。未来も……何もかも!!!)




ズブズブと沈む。動かない…動けなくてもいい――





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