俺様天使とのキスまであと指輪一個分。
蒼と美津子と千鶴が、顔を合わせて微笑む。

「問題を解決して、青い星の地球に帰ってこようよ!」

「私たちまだまだ…やりたいこと沢山あるんだから!」

「蒼は、ちゃんとけーくんに想いを伝えてないにゃ!」


蒼は、はっと顔を上げて、斜め向かいの啓太の家を見た。




「もし、無事に地球に帰ったら――」




蒼はゆっくり目を閉じた。




「もう逃げずに…けーくんに…好きだって言う!!」



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