俺様天使とのキスまであと指輪一個分。






不思議な感覚だった。


肉体があるはずなのに、中身だけ離れていくような。




風の匂いが地球のものと違う。


血と砂が混ざり合った、異臭。



次第に明確になっていく視界には、悲惨な光景が広がっていた。



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