俺様天使とのキスまであと指輪一個分。
「私を殺せるのか?」
王女が強気に一歩を踏み出して、さすがにリョウは剣先を少し震わせた。
それを見るなり、王女は微笑みながら猫なで声でリョウに囁いた。
「お前のためでもあるのよ、リョウ。私たち民衆が王族に成り代わるチャンスなのよ。神が、私たちに与えた最高のチャンスなのよ! ねえ、そうでしょう!?」
リョウは、悲しげに、変わり果てた母の姿を見た。
神?
違う、悪魔の間違いだ…
「どうしてこんなことに……」
あれは――
王女が強気に一歩を踏み出して、さすがにリョウは剣先を少し震わせた。
それを見るなり、王女は微笑みながら猫なで声でリョウに囁いた。
「お前のためでもあるのよ、リョウ。私たち民衆が王族に成り代わるチャンスなのよ。神が、私たちに与えた最高のチャンスなのよ! ねえ、そうでしょう!?」
リョウは、悲しげに、変わり果てた母の姿を見た。
神?
違う、悪魔の間違いだ…
「どうしてこんなことに……」
あれは――