俺様天使とのキスまであと指輪一個分。


「東シナ海に発達した台風は今後沖縄本島に接近し――」


ちょうど、日本では大型の台風が接近していた。


「蒼ったら…どこに行ったのかしら」

蒼ママが蒼の部屋を覗くが、誰もいない。

「台風が接近してるって――」

テレビを見ると、先ほど冷静に天気予報を報じていた天気予報しが青ざめていた。


「…た、台風が…き…き…消えました!」


マジックのように突如として消えた台風の行方を、必死に追っていた。




「うわああああっ!!!」




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