俺様天使とのキスまであと指輪一個分。
身体をくねらせて発狂する姿は、いつもの美津子からは想像すら出来ない。
「はっ…! いかんいかん。原稿仕上げなくっちゃ」
右手でメガネの位置を整えてから、テキパキとあっちの棚、こっちの引き出し、と作業準備を始める。
学習机に漫画の原稿用紙を広げて、いざ、とペンを握り締める。
が、そのままの姿勢で固まったまま、溜め息とともにペンを投げ捨てた。
「ばっからしい。今の時代にアナログで漫画を描くなんて。やーめ」
背もたれに寄りかかりながら、窓から見える雲の流れを目で追う。
「こんな夢……」
「はっ…! いかんいかん。原稿仕上げなくっちゃ」
右手でメガネの位置を整えてから、テキパキとあっちの棚、こっちの引き出し、と作業準備を始める。
学習机に漫画の原稿用紙を広げて、いざ、とペンを握り締める。
が、そのままの姿勢で固まったまま、溜め息とともにペンを投げ捨てた。
「ばっからしい。今の時代にアナログで漫画を描くなんて。やーめ」
背もたれに寄りかかりながら、窓から見える雲の流れを目で追う。
「こんな夢……」