ママが女に戻る瞬間(とき)
店員の手際の良さに感心した。

明菜はそれ以上にドキドキした。

アイラインをひいてもらい

シャドーが重ねられ

ほんの数分で自分の目元が変わった。

「すご~い」

「この色味でいいですか?}

「はい。好きです」

目元が明るく華やかになった。

「こんなに変わるのね」

「はい。私も毎日変わってます」

「ふふっ」

明菜は心が躍った。

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