ママが女に戻る瞬間(とき)
「これで大丈夫だと思うけど…」

明菜は時計を見た。

「もうそろそろだよなぁ」

「来るとき来るよ。頑張って!」

「うん」

「私は自分の部屋にいるからね」

「酔っ払いに囲まれちゃうからね」

「飲み物もらってくよ」

「どうぞ~」

優は冷蔵庫からペットボトルを取り出して二階へ上がった。




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