私の記憶が戻るまで…

―――――…

次の日、慎がお見舞いにきたとき、私は話を切り出した。

「慎ごめん。別れよう。
慎のことも大好きだけど、
それは恋じゃないんだ…。
ごめん。」

慎、本当にごめん。

私がそう言うと、慎の顔が鬼のような形相で、

「はっ?ふざけんな、無理だよ!
なんでだよ!?そうかあの事…」

と怒鳴った。

えっ…?

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