私の記憶が戻るまで…

誰…?

「えっ…優!?」

優だった。

私の代わりになったんだ…

優のお腹にはハサミが刺さっていた。

「優…っ、大丈夫!?」

私が呼んでも、返事が返ってこない。

優はそのまま、動かなくなった。

慎は、いなくなっていた。





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