私の記憶が戻るまで…
「うん。そろそろ来ると思っ…」
トントン
「あっ、は~い」
ガラッ
「お父さん!」
「歩美~記憶喪失だってなぁ。大丈夫か~。」
か~る~い~
普通、娘が記憶喪失になったら、もっと心配するでしょ!?
「大丈夫だよ。」
「そっかそっか、なら良かった!歩美の好きなチョコレート買ってきてやったぞ」
やったぁ~
「お父さん、ありがと。明日もよろしくー」
「明日は無理だなぁ。病院にも多分来れない。」
「えっ、なんでー!?」