私の記憶が戻るまで…

私は、瞬間的に慎を突き飛ばしてしまった。
慎が困ったような、ビックリしたような顔をした。

あ……っ

「ごっ、ごめん!息ができなくて…」

咄嗟についた嘘。
…横を見ると、誰もいなかった。

気のせい………?
でも、何で慎のこと突き飛ばしちゃったんだろ…

< 85 / 151 >

この作品をシェア

pagetop