嘘とメールと夏休み


ちぇっと捨て台詞(?)を吐いて、部屋をあとにした。


そして俺は、今椎名がいそうな方向を向いた。
椎名、てめえより早く鮫島の浴衣姿見れんだぞ。なめんなこの野郎。
毎日てめえの彼女が俺んち来てんだぞ、はっはっは!


「がーはっはっは!」
「はやとうっさい!死ね!」


母の大きな声が家中に響き渡る。


「す、すいまそん…」


実の母親に死ねとまで言われるとは思ってもみなかった。





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