嘘とメールと夏休み


「あっ、椎名君…」


椎名君は右手にコンビニ袋をぶさらげて立っていた。


「ごめん、ちょっとコンビニ行ってた」
「私も遅れた。ごめんなさい」


私は頭をさげた。


「いっ、いや謝らなくていいから。なっなっ、頭あげて」


そうして椎名君は、境内のほうへ行こうと行った。
私はそれについて行く。




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