記憶喪失の元カノにモノ申す!!
「武田~、
もうちょい考えてから
しゃべれよ」
俺は後ろで着替える武田に言った。
「俺もわかっとるけど、
なんかあいつの前なると
最悪なことしかいわれへんねん…」
ほら、落ち込んでる。
そーゆーの、
俺もすごくわかるよ。
「まっ、いつか謝りなさい」
俺は武田の方をぽんっと
叩いて部室を出た。
「みどり、今日なんか
いいことあったんか?」
帰り道、俺は武田と
コンビニの前で
さっき買ったジュースを飲んでいた。
「うん、今日茶柱立ってたの」
「沈め」
武田は
買ったジュースを一気に飲み干し
ゴミ箱に捨てた。
「怒んなって~」
俺もヨーグルト系ジュースを
飲み干して、
ゴミ箱にちゃんと!捨てて
自転車にまたがった。