記憶喪失の元カノにモノ申す!!
俺の家族はおかん、桃香、俺の三人。
親父はどっか行ったらしい。
俺は知らない。
ってか興味ない。
「お父さん悲しむよ」
「人の心覗き見すんな変態」
「お姉さまにむかって
何て言う態度」
表情一つ変えない。
ほんと、性格りょけりゃー
完璧だったのに。
「お姉さんは
十分完璧だよ」
桃香が笑いかけてくる。
ご飯食べなから。
「いつから俺の心は
観覧自由になったんだ」
俺は箸をとり、
朝食と言う名の
昼食を食べ出した。
「あ、みどり」
おかんがキッチンから出てきた。
「ん??」
味噌汁を飲みながら、
おかんに返事した。
おかんはやけに
ニヤニヤしていた。
こ、怖いね。