記憶喪失の元カノにモノ申す!!


「行ってきまーす」


「いってらっしゃい」


俺は少し早めに家を出た、


なぜなら落ち着かなかったから。


「自転車の鍵はっと…」


ポケットに手を突っ込んだとき、
少し強い風が。


俺は乱れた前髪を
頭をふってもとに戻した。


そのときだった。


時間が急にゆっくりと
流れ出した。


俺の家の前をゆっくりと進む
自転車。


それに乗っているのは
明るい茶色のロングヘアーの
セーラー服の細身な高校生。


俺の胸が大きく波打った。


無意識に口が動いた。
























「しすいっ!!!!!」































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