【完】不良彼氏の甘いkiss

「お前ら濃厚だな。」

ニヤニヤしながら私たちをみる

「裕貴さぁーん。
勘弁してくださいよ」


尼崎君も楽しんでるみたい。
けどお兄ちゃんチラ見って・・・

「じゃーもう帰れ。
俺は疲れた。絢、送ってやれ」

ぇ?お兄ちゃん上から目線だなぁ。

「はぁーい。今日はありがとうございましたっ!」

ペコッとお辞儀して家を出た

「ゴメンネ。お兄ちゃん・・・・」

「いや別に。好きだぜ?裕貴さん
それに目の前でキスできたしなぁ」

「・・・恥ずかしい。」

「ん。」

「思ってたんだけど、なんで眼鏡してるの?」

「ぁー。」

目は悪いの?
ダテ目っぽいけど

「目はちょっと悪いだけで、
まぁー虫除けみてぇな」

虫除け?
私の頭にはてなが浮かんでいく

「俺、普通に歩いてても
なんか絡まれるからめんどくせぇんだわ。」

普通に歩いてて絡まれるって
スゴイね。

まぁ目力強いしね。

「そぅなんだ。」

「ん。・・・絢ぁ。
やっと俺のもんだわ。」

「何回も言ってるね。」

「けどやべぇ。
超幸せだぁ・・・っ」

私の肩に顎を乗せて「ふぅー」
と深呼吸をして言った

「私も。」

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