【完】不良彼氏の甘いkiss
はい、立花絢。
今トイレの中です。
「はぁー、」
なんでこんな恐怖を背負いながら学校に
来てるんだろう。
私はただ唯と拓馬と尼崎君と楽しく居れればいいだけなのに。
人間関係は複雑だよね・・・
ビチャーーッ
「ぇ?」
便器に座っている私は上から大量の水が
降ってきた、嘘・・・びしょ濡れじゃん。
「バーカ。オマエが悪いんだから」
ドア越しに聞こえるこの声。
「莉子?」
「そーだけど?
これが最初のいじめって事でー。風邪引いちゃうかもよぉ」
「・・・」
笑いながら去っていく莉子、
いじめ?・・・とっても怖い。全然キャラじゃないでしょ
「何コレ。」
ビショビショの制服のまま家に帰った
好きな人を奪うためにイジメ?
それとも私のことがただ嫌いなだけ?・・・
「絢」
「ぇ?・・・尼崎君。」
家の前には尼崎君がいた