【完】不良彼氏の甘いkiss
「おはよッ、絢ちゃーん?」
「・・・おはよ。」
ヤダ。あんな事した人と挨拶なんてしたくないし、顔を見たくない
「ふぅーん。避けてるの?絢ちゃん・・・弱いよね。」
フンッと鼻で笑うと私を押して教室へ莉子は入った
なんか泣きそう。・・・莉子が怖いよ
「拓馬のバカ!アノコ結構可愛いじゃん?なんで振っちゃうかなー」
「だからー言ったろ?俺は・・・」
「はいはい。俺は絢しか考えられない~でしょ。朝、何回聞いたか。」
唯と拓馬がなんか言いあいをしながら入ってきた
「ぉッ!おはよ♪ァレ?・・・絢、大丈夫?」
「ぇ?・・・なにが」
「オマエ、クマ出来てる。寝不足か?」
嘘、悩みすぎてクマできてるみたい。唯と拓馬が心配そうに私の顔を覗く
「う~ん。寝不足だね・・・大丈夫!ほら、なんの言い合いしてたの?」
「そっ。聞いてぇー絢、拓馬ねぇ告白されたの!」
「嘘!告白ぅー?誰から?」
「もう絢に言うなよ、何でもねぇ」
「何々気になるじゃん!」
拓馬・・・告白されたんだ
「けど振ったんだよ~、俺は絢しか考えれねぇってだってー。ウケる」
お腹を抑えゲラゲラと笑う唯と「うるせぇー」ってふて腐れる拓馬