【完】不良彼氏の甘いkiss
この前言われたよね。尼崎君に「俺はオマエしかいらねぇ」って。
「ふぅーん。拓馬ぁー勿体ない!」
「うるせぇなッ!」
「バカ拓馬!てか今日、皆でご飯食べない?」
「ぉッ、いーじゃん。マジ久しぶりだな。絢いっつもアイツに取られるし」
アイツを強調し私に言う。尼崎君・・・
「私も、一緒にいい・・・かな?」
「ぇ」
楽しく友達と喋っていたはずの莉子が拓馬と唯の間に入り言った
ヤダ。一緒に食べたくない・・・
「ぁー、ゴメンね?莉子ちゃん。今日は3人で食べさせてくれる?」
唯。・・・私の気持ちを分かったのか唯が断ってくれた。莉子は「そっかぁ。残念」とか言いながら笑顔だし。
「絢ちゃん!また食べようね?」
「・・・ぅん。」
アノ笑顔が怖すぎてまともに顔見れないよ。
「ほらぁー席着け!!」
「ぅわ、来たぞ!」
先生が来たところで私たちは解散した。
数学・・・美術。どれも頭に半分ずつ尼崎君と莉子の顔が映った
「はぁー」
「絢。ため息つきすぎ・・・なにかあったの?」
唯はいつも私の気持ちを分かってくれる。けど甘えちゃダメだよね!
「なにもなぁーい。もうお昼だぁ、お腹減ったんだけどぉー」
「だね。今日は焼きそばパン買うわぁ」
「分かったぁ」