【完】不良彼氏の甘いkiss
「ぁー気持ち~な。」
浮き輪に乗りながらユラユラ揺れる私をみてニッコリと笑う尼崎君。実を言うと・・・私、あんまり泳げないんだよね。
「絢ぁー。オマエ泳げないの?」
「・・・うん。」
「そうなんだッ。俺が教えてやろーか?」
「ぇ?尼崎君が?」
「そりゃ俺しかいねぇーし。」
「けど・・・私、かなり泳げないけど?」
「ぁー大丈夫だって、俺がついてる」
そう言って浮き輪から私を出しては「泳いでみ?」って言われた
「ぇえ。怖いよぉ」
足がギリギリつくからまだマシだけど。怖いよぉー
「大丈夫だっつーの、俺が受け止めるし?」
尼崎君が私の手を少し離した。・・・ヤバイ。怖い
「キャッ!!」
尼崎君の手が離れたと思ったら急に引っ張られて水中の中へ
「ぁ~や。」
言葉では聞こえないけど口パクでそういってる。
私は心の中で「怖い」と叫んだ
「愛してる」
「?!」
私の手を引き、水中の中でキスをしてきた、しかも潜ってる人とかに見られてたかも
「我慢できねぇな」
水中から出た後、いたずらっぽい笑みを浮かべ笑った。怖いよりもとても恥ずかしいし・・・ドキドキする。
心臓がバクッバクッいって壊れちゃいそう