【完】不良彼氏の甘いkiss
「な・・・なに?」
「散々、酷い事してごめん。・・・私廉様が好きだった。」
「はぁ?オマエ過去形かよ、」
隣で尼崎君が笑う
「ちゃんと莉子の事愛してくれる人探すね!これからも仲良くしてね!・・・絢ッ!!」
「うん!莉子・・・じゃあね」
莉子は私たちに大きく手を振った。根っこは悪い人じゃないんだよね・・・
「絢ぁーオマエさぁ、素直すぎっ」
「へ?」
帰ってるときにこんな事言われた
「浅田の言葉すぐ信じちゃって。俺が襲われるわけねぇっつうの。」
信じちゃったのは悪いけど・・・尼崎君は「ハハッ」って笑ってる。
これじゃあいつもの調子だな。
「けど俺が危ないって思ったから行ったんだろ?」
「うん。だって・・・尼崎君が莉子の彼氏になっちゃったら。」
そう考えると胸がとても苦しい
「バカだな。・・・けど絢のそういう所も好き。」
笑顔で微笑み、私を優しく抱きしめる
「怖かったよな?・・・」
「うん。」
もしあのまま・・・って考えると怖くて仕方ない。
「ごめんな。ずっーと俺が離さねぇから、」