ココロの的には当たらない!?
懐かしい記憶
「美桜。仕度終わった?あなたぁ~行きますよ。」
「ああ、すまんな。じゃあ行くか」
お父さん、お母さん。どこに行くの?
「おとうさん。車じゃないの」
「うん。そうだよ、美桜。よいしょっ」
お父さんは私のことを抱っこした。
「あなた。確か吹雪さんの家はこの先の所よね」
「そうだよ。美桜、蒼唯たちのいえはね家とは逆でね、洋風のお家なんだよ。」
「洋風?う~んわかんないよ」
「ははっ。行って見たら分かるよ。確か、美桜と同い年の男の子がいた気がする・・・」
たまにはっきりしないお父さんにため息をつきながら、お母さんはお父さんの横に来て並んで歩き出した。
「美桜着いたよ。緒花そこのインターホンを押してくれ」
「はいはい。」
ピーン ポーン
『はい?どちら様ですか?』
「あ、蒼唯の同級生だった花桜藍葉です。」
『おお、藍葉か。今すぐあけるからな』