ココロの的には当たらない!?
「美桜ちゃん。どこ行ってたの?心配してたんだよ、先生も彼も・・・」
有斗君が私の側まで走ってきた。
「っ。ごめんなさい。ちょっと気分悪くて、風当たりのいいところで休んでいたの」
「ならいいけど。もう帰るけど一緒に帰る?」
「あ~・・・うぅんこれから少し部活見学に行ってくる。」
「そっか。じゃあまた明日」
「うん。明日ね」
私は有斗君と別れて弓道場に向かった
ヒュンっ ストっ
ヒュンっ ストっ
すごい・・・これが日本一強い高校の先輩たち・・・
そう思っているとすっごく身長の高いイケメンの先輩とポニーテールのきりっとした先輩が近づいてきた。
「こんにちは。あ、君は中学生大会で準優勝した・・・・」
「本当だ!!!え~っと花桜美桜さんだよね!!!!!!」
「は、はい。そうです。花桜美桜です。よろしくお願いします。」
「よろしくね。僕は部長の纏 優弥(matoi yuya)タメでいいよ」
「私は副部長の大空 遥(ozora haruka)はるちゃんでいいよ」
優弥先輩にはるちゃん先輩・・・すっごく優しい・・・
「あ、美桜ちゃん。」