ココロの的には当たらない!?
スパンっ
私の放った弓は的の真ん中に刺さった。
でも・・・私の腕は小さく震えていた。
「流石、美桜ちゃんだね。お見事だよ。。。どうしたの?大丈夫?」
優弥先輩は私の腕の震えに気づいたみたいだった
「いえ、大丈夫です。気にしないでください」
私の腕はこの間の大会のスランプで弓を打つと震えが止まらなくなる
スパンッ
スススススススススススススススススススススススススパンッ
ばっと音のした方に顔を向けた
「あ~もう!遥、外しちゃうジャン」
さっきの音は吹雪君が放った弓の音だった
「美桜ちゃん。気にしないでね。いつものことだから。
はるか!美桜ちゃんがビックリしてるから、ほどほどにしなさい」