元モテ女とダサ男


あたしは、それから、いろいろ高芝って奴に質問された。


歳だとか、

親だとか、

今、何が好きかとか、



もう、ウザくなるほど、沢山質問された。まぁ質問には、テキトーに答えたたけど


ホント面倒。



今日は、もう遅いし明日は早いから、はやく帰りたいんだよね…


あたしは、そこでそのナンパ野郎に、こう言ったんだ。

「…もういいですか?あたしもう帰らないといけないんで、失礼させてもらいます。」



バアアン!!!?

なっ何ごと?



ナンパ野郎が、素手で街灯を殴った音だった

街灯は、グニャリと曲線を描いてそこから、地面へと折れた。

ガシャァン…



「ふざけんなよ!お前は、オレの女なんだからオレにたてつくんじゃねーよ」


急にナンパ野郎が、キレた…

なんだよコイツ…


キモッ…



そしたら、そのナンパ野郎があたしの胸ぐらを掴んで持ち上げた

「謝れ、謝れば許してやるよ、お嬢ちゃん?」



言い方が勘にさわったので、


「早く、あやまっ…………ヴおェ~」


あたしは、掴まれた胸ぐらをを利用して、男の顔に足蹴りをかましてやった。



男は、よけれなかったみたいだし、たぶんさっきので組長の息子って話も嘘だなぁ~


あたしは、そう思って、その場にナンパ野郎を放置して、家に帰ったんだ。




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