元モテ女とダサ男
違う男の声…というか、少年の声がした。
「つ…」
誰…
「誰だお前ぇ!!」
「お前ら、高柴組のもんだろ?知ってるぜ、なんかこの前、女子高校生に若頭がのされたんだって?」
「ちっふざけたこと言ってんじゃねーよ、質問に答えろお前は、なにもんだよ」
「…ああ!その子制服着てるってことは、その女子高校生か……」
この少年ってか青年?
全然話も聞いてないし、質問に答えるきなさそうだよ…
「メンツのためか…」
「あァ!なんだとこの野郎」
その少年は、あたしに目をあわせてきた。
あたしに、逃げろと言うことだろうか?
「堅気に手をだすなんてな…ふざけるにも程がかるぜ」
そう言った瞬間あたしの横にいた、男を殴った。
また、あたしに目線を向けて、首でクイッと
前の男をヤレと言っているようだったから、刃物をどけて、脇腹に傷なのない方の足で、
思いっきり蹴ってやった!(笑)
「ぐふぅ…」
その間に、その少年が流れるように、他の人を倒していた。