元モテ女とダサ男



ジャー


麗弥が夕食の片付けをしている。

「…ねえ、麗弥。」


麗弥は、洗い物をしている手を止めて

「何?どうした?」

こっちを向いてそう言った。


「…あのさ、麗弥って何者?…堅気じゃないよね?絶対。………」



あたしは、ついに聞いてしまった。このごろは、麗弥のことばかり気になってしょうがないからだ。


たぶん、恋とかそうゆうことではないと思う。今は、1日やることが無くて好奇心が全て麗弥のことに集中しているだけのことだ。



「…俺は……」

「あたし…麗弥の何も知らない。誕生日も親のことも…学校に行ってない理由も……あたしも、自分のこと話せるだけ話すから、麗弥のことも色々教えて欲しい!こんなにお世話になってて、関係ないなんて言わせないから!!」



あたしは、そういい放った。

麗弥は、困った顔をしている。話そうか話さまいか、迷っているに違いない。






あたしは、賭けに出ることにした。




博打だ…


あたしのわがままだ……。


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