元モテ女とダサ男
その、ナンパ男は、驚いていた。
まぁ、薄暗い?夜道で中学生と思われる少女を、ナンパしてるんだから、
ちょっとは怖がられると思ったんだろう。
その、ナンパ男は言った。
「じょ、嬢ちゃんあんた、オレのことが怖くないのか?」
…と
深緒は、こう返したそうだ、
「別に、怖くありませんよ?」
その言葉を聞いた瞬間ナンパ男は、深緒の肩に腕を乗せて、さもオレの彼女のような口ぶりで
話しかけてきた。
深緒は、
なんだコイツ、肩に腕なんか回しやがって、
あたしは、早く帰んないといけないんだけど…
ナンパ男は、深緒がそんなことを思っている間ずっと喋り続けていた。
いいかげん、ウザくなったので、
深緒は、
「やめて下さい。あたし早く家に帰らないといけないんですけど、」
「あなたのこと知らないし、意味不明なことばっか、話してるんで、あたし帰らせてもらいます。」
深緒は、言った。
深緒が言った瞬間ナンパ男の表情が一変した。