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「あ、洋平?」




拓郎の声だった。




「うん」




洋平はいつもより低いトーンで返事をした。




「お楽しみのところ、邪魔して悪い」




拓郎は、声のトーンで洋平の気分を察したのだろうか。




「何言ってんだよ。ゴルフ、終わったの?」




「そうなんだ。それでさ、夕飯どうしようかって話になってね」
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