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「うん。多分そう。勇次の結婚式って2,3年前だったかな」




車は駅前の道を通り抜け、大通りへと出た。




「うん。実はあんまりよく覚えてないんだよね。勇次には悪いけど」




朝早いせいか、道はまったく混雑していなかった。




「確か教会で式を挙げてたよね」




道が空いているので、信号以外で車が止まることはなかった。




「勇次と奈緒子、大学のときから仲良かったもんな。いつも二人で一緒にいたような記憶があるよ」




洋平は音楽のボリュームを少し下げた。




「そうだね。あんまり喧嘩してるようなところも見なかったし」
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