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「洋平はどうなんだよ。彼女とかいるの?」




勇次は洋平に聞き返した。




「俺のほうはさっぱり。今は仕事だけだよ。こんな風に盛り上がるのも何年ぶりかっていうぐらいでさ。さっき乾杯した後、思わず泣きそうになっちゃったよ」




洋平はコップの酒を飲み干した。




その晩、7人は遅くまで飲んでいた。




その間、笑い声が途絶えることはなかった。
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