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軍団長は傷神を見て答えました。




「そんなことはわかっている。しかし、兵士たちの戦意は最高潮である。俺が止めたって、なだれ込んでいくだろう。ならばせめて俺が指揮した方がマシだ」




牽騎が傷神に言いました。




「しかし、常王国のやり方は許せないな、俺たちも報復に参加しよう」




「ああ。だが、その前に死んだ者たちの墓を作ってあげたいのだが」




軍団長が牽騎と傷神に言いました。




「私は全軍の統率で忙しい。参加する気になったら勝手に来てくれ」




軍団長は戦争の準備に戻りました。




傷神と牽騎は一度、軍部を後にしました。
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