Never Ending Story
「おっはよ恋!!」
なっちゃんが飛びついてくる
「うわぁお!?ってどさくさに紛れて友貴何してくれてんの!!!!」
「ピンクの水玉かぁ…ええな」
私のスカートをめくりニカッと笑う友貴。ほんと変態だよこいつ
「あの…恋ちゃん大丈夫?」
媛ちゃんが胸の前で手を握り涙目で聞いてくる
「うんたいしたことないよ」
私がニッコリと言うと安心したように微笑んだ
「恋。水城先生が呼んでましたよ」
「マジか!?晃君ありがと!!」
やだなぁ…水城先生怖い
「失礼しまーす」
「病院どうだったんだ?」
いきなり本題すか先生
「あの…担任とか…そこら以外の人には言わないで下さい?」
「わかった」
「卵巣に…腫瘍が見つかりました」
持っていたペンを落とす
「手術…か?」
「はい…半年後に…」
「そうか、わかった。悪ければまた来い」
「…はい」
あり?意外と優しい
今年来たばかりの先生で男の先生だからちょっと怖かった
でもその恐怖心は一気に無くなった