Never Ending Story
「でも…証拠が高城にはない」
「それが問題だな……」
「………ですから…」
「恋?」
輝が心配そうな顔で見てくる
「もういいですから」
「いいってどういうことだよ」
水城先生が怖い顔でいってくる
「てめぇ…自殺するとか言ったら許さねぇからな」
「……………」
私が死ねば全てまるくおさまるはず
媛ちゃんの憎しみの的の私がいなくなれば媛ちゃんも普通に戻る
だから……
「私は生きてちゃいけないんですよ」
その言葉の後頬に鋭い痛み
「馬鹿言ってんじゃねぇよ…もう一度言ってみろ許さねぇ……」
輝の低くて怖い声
悔しそうに歪む顔
輝にこんな顔をさせてしまった