Never Ending Story
「はぁ〜終わった終わった〜♪」


んーと伸びをする。すると突然下腹部に痛みが走る。

「う……」

しゃがみ込んでしまった。

「恋!?」

翠ちゃんが私の背中をさする。ズキズキと痛み少し辛い。

「大丈夫?恋…保健室行くか?」


優が優しく声をかけてくれる。普段なら飛び上がるほど嬉しいが今はそれどころじゃない。

「あたしが連れてくから先行ってて」

「わ…私も!!」


翠ちゃんとなっちゃんに手を借り保健室へ行く。

「いちよう病院行っとけ」

言葉遣い荒いがいちよう保健の先生の水城 新はおばさんに連絡を入れ私は早退させられた。

―――――――――――

あれから検査を受け、しばらく待っていた。

「すみません…」

「別にいいのよ」

少し微笑み私を見る。でもどこかぎこちない。


「赤神恋さん」

名前を呼ばれ診察室に入る。見せられたのはエコーの写真。

つきつけられた真実。この時は信じられなかった。






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