メロンパンにさようなら
そう強く言うのに、愛は、本当にそんなことはどうでもいいように、話を進める。
「もしかして、恋の予感とか?」
「あるわけない!」
恋の予感なんて、天地がひっくり返ってもない。
あんな、俺様我が儘な人を好きになんかならない。
「でも、昼休み、ずっと、くだらない話で盛り上がってたんでしょ?」
くだらない話、かぁ。
確かにメロンパンについて語っていたのは、傍からみればくだらない話かもしれない。
その話だって、彼のペースにはめられたというか、なんというか。
「まぁ、そうなんだけど」
そうなんだけど、そうじゃない。
盛り上がったのは盛り上がったけれど、それは、あくまでメロンパンについてであって、あの時の二人の間には、愛だの恋だの、そんな雰囲気は間違ってもなかった。
それだけは、言い切れる。
「もしかして、恋の予感とか?」
「あるわけない!」
恋の予感なんて、天地がひっくり返ってもない。
あんな、俺様我が儘な人を好きになんかならない。
「でも、昼休み、ずっと、くだらない話で盛り上がってたんでしょ?」
くだらない話、かぁ。
確かにメロンパンについて語っていたのは、傍からみればくだらない話かもしれない。
その話だって、彼のペースにはめられたというか、なんというか。
「まぁ、そうなんだけど」
そうなんだけど、そうじゃない。
盛り上がったのは盛り上がったけれど、それは、あくまでメロンパンについてであって、あの時の二人の間には、愛だの恋だの、そんな雰囲気は間違ってもなかった。
それだけは、言い切れる。