テガヌメル夫人
テガヌメル夫人 第1節
お断り
当小説はあくまでフィクションであり、登場する人物は架空のものです。
「ピンポーン!」静江は突然の呼び鈴の音で目を覚ました。昼過ぎ家事が一段落した時間に決まってうとうとするのが日課となっていた。テレビからの「何がでるかな、何がでるかな~」の音が穏やかな昼下がりをよりアンニュイな時間に変えてくれていた。
おもむろに受話器をとるとクロネコヤマトだった。「え、もしかしたら…?」静江ははやる心を抑えることができず、もはやサンダルを履く余裕すらなく、一気に玄関のドアを開いた。
「お届けものです!」スラリとした長身の韓流スターのような出で立ちの配達員はさわやかな笑顔を浮かべそう告げた。まさに静江の好みだったが、それより品物の中身が気になって男どころではなかった。送り主は「ジャパンインターナショナル」と書かれていた。静江の顔はすでに恍惚の表情と化し、際限なき妄想が頭の中を駆け巡った。
「ローションだわ…」心の中でそう呟いた。
当小説はあくまでフィクションであり、登場する人物は架空のものです。
「ピンポーン!」静江は突然の呼び鈴の音で目を覚ました。昼過ぎ家事が一段落した時間に決まってうとうとするのが日課となっていた。テレビからの「何がでるかな、何がでるかな~」の音が穏やかな昼下がりをよりアンニュイな時間に変えてくれていた。
おもむろに受話器をとるとクロネコヤマトだった。「え、もしかしたら…?」静江ははやる心を抑えることができず、もはやサンダルを履く余裕すらなく、一気に玄関のドアを開いた。
「お届けものです!」スラリとした長身の韓流スターのような出で立ちの配達員はさわやかな笑顔を浮かべそう告げた。まさに静江の好みだったが、それより品物の中身が気になって男どころではなかった。送り主は「ジャパンインターナショナル」と書かれていた。静江の顔はすでに恍惚の表情と化し、際限なき妄想が頭の中を駆け巡った。
「ローションだわ…」心の中でそう呟いた。