ブロってますか?
ボックス席に座り、理恵と向かいあって座る健一。
理恵が水割りのセットを作りながら、健一に問い掛ける。
「岡村さんって結婚してらっしゃるの?」
理恵の視線は岡村の左手に注がれている。そこには結婚指輪は無い…
「あっ、これね。結婚してますよ。金属アレルギーあるから、指輪はしてないけどね。」
「そうですか…」
少し残念そうな理恵。話題を変えるように努めて明るく、
「そう言えば岡村さん、携帯のブログとかやってません?私やってるんですよ。」
「えっ、な、何?そんなのが有るんだ。もっぱら携帯は、仕事の電話ばかりだしね。」
しどろもどろになりながらも嘘をつく健一。
「私のブログ上の友達で、あっブロ友さんって言うんですけど、岡村さんと同姓同名さんがいるんですよ。岡村さん本人じゃないかって最初思いました。」
「へぇ~そんな事もあるんだね。残念ながら違いました。」
敢えておどけてみせる健一。だがその心の中には、ある思いが…
『今なら打ち明けるチャンスだ!が、打ち明けてどうする?今の関係がベストなんだよ。』
「さっ、飲んで飲んで!カラオケでも歌うかい?」
話題を変える健一。
理恵が水割りのセットを作りながら、健一に問い掛ける。
「岡村さんって結婚してらっしゃるの?」
理恵の視線は岡村の左手に注がれている。そこには結婚指輪は無い…
「あっ、これね。結婚してますよ。金属アレルギーあるから、指輪はしてないけどね。」
「そうですか…」
少し残念そうな理恵。話題を変えるように努めて明るく、
「そう言えば岡村さん、携帯のブログとかやってません?私やってるんですよ。」
「えっ、な、何?そんなのが有るんだ。もっぱら携帯は、仕事の電話ばかりだしね。」
しどろもどろになりながらも嘘をつく健一。
「私のブログ上の友達で、あっブロ友さんって言うんですけど、岡村さんと同姓同名さんがいるんですよ。岡村さん本人じゃないかって最初思いました。」
「へぇ~そんな事もあるんだね。残念ながら違いました。」
敢えておどけてみせる健一。だがその心の中には、ある思いが…
『今なら打ち明けるチャンスだ!が、打ち明けてどうする?今の関係がベストなんだよ。』
「さっ、飲んで飲んで!カラオケでも歌うかい?」
話題を変える健一。