ブロってますか?
夕方、病院を出て自宅に帰る健一。
自宅から部長に電話する。
「すいません。お休みの所。実は家内が病気で月曜日から一週間有休お願いしたいんですが…」
「岡村君か?奥さんが?大丈夫なのか?」
「はい、大した事はないんですが、また改めて部長にはお話しようと思います。」
「そうか、まっ今仕事も一段落してるから、しっかり看護してあげなさい。総務部には私から届け出しておくよ。」
「ありがとうございます。では失礼します。」
電話を置き、深い溜め息を1つ付き部屋の片付けを始める健一。
ふと、携帯を見るとメールの受信が5件入っている。病院でサイレントモードにしたまま、忘れていて気が付かなかった。全て理恵である。健一の応答が無いのを心配した内容だった。1つ1つのメールを読み返して見る健一。そこには健一への想いが溢れている。健一も出来る事なら今すぐ理恵に逢いたい。が…健一は気が狂いそうだった。美沙子にはもう愛は無い。が、理恵の元に今走るのは、男として、いや、人間として決して許される事では無い。
『どうしたら良いんだ?俺は?』
その時、玄関のチャイムが鳴る。
自宅から部長に電話する。
「すいません。お休みの所。実は家内が病気で月曜日から一週間有休お願いしたいんですが…」
「岡村君か?奥さんが?大丈夫なのか?」
「はい、大した事はないんですが、また改めて部長にはお話しようと思います。」
「そうか、まっ今仕事も一段落してるから、しっかり看護してあげなさい。総務部には私から届け出しておくよ。」
「ありがとうございます。では失礼します。」
電話を置き、深い溜め息を1つ付き部屋の片付けを始める健一。
ふと、携帯を見るとメールの受信が5件入っている。病院でサイレントモードにしたまま、忘れていて気が付かなかった。全て理恵である。健一の応答が無いのを心配した内容だった。1つ1つのメールを読み返して見る健一。そこには健一への想いが溢れている。健一も出来る事なら今すぐ理恵に逢いたい。が…健一は気が狂いそうだった。美沙子にはもう愛は無い。が、理恵の元に今走るのは、男として、いや、人間として決して許される事では無い。
『どうしたら良いんだ?俺は?』
その時、玄関のチャイムが鳴る。