ブロってますか?
内心、村下の言葉にへきへきしながらも
「では、所長また来ますから、失礼します。」
営業所を出る時に、これから営業に出ようとする近藤にあう。
「先輩、昨日はご馳走様でした。今から本社ですか?駅まで送りますよ。」
「悪いな。じゃ頼むよ。」
営業車に乗り込む健一。
駅までは10分である。
「近藤、昨日の話しだけど頼むぞ。」
「アイアイサー。」
おどけて、敬礼する近藤。
「それとな、月曜から事務の子が2人入る予定だけど、佐藤って子に注意しておいてくれるか?」
「佐藤ですね?可愛いんですか?先輩の好みとか?」
「ば~か!どうも所長のこれみたいだ。」
小指を立てる健一。
「ま、まじっすか!公私混同も甚だしい!面接したの先輩でしょ?何で採用したんです?」
「まぁ、いろいろ事情があってな、きちんと仕事してくれるなら問題ないけど、会社に害があるようなら…」
近藤に言いながら、心の中では、
『抑止力だよ。ある人を守る為に必要なんだよ。』
と、西川の顔を思い浮かべる健一。
駅に着き、近藤にくれぐれも頼むぞと声を掛け、新幹線口に向かう健一。
心の中では、昨夜の電話の会話がリフレインしているのだった。
「では、所長また来ますから、失礼します。」
営業所を出る時に、これから営業に出ようとする近藤にあう。
「先輩、昨日はご馳走様でした。今から本社ですか?駅まで送りますよ。」
「悪いな。じゃ頼むよ。」
営業車に乗り込む健一。
駅までは10分である。
「近藤、昨日の話しだけど頼むぞ。」
「アイアイサー。」
おどけて、敬礼する近藤。
「それとな、月曜から事務の子が2人入る予定だけど、佐藤って子に注意しておいてくれるか?」
「佐藤ですね?可愛いんですか?先輩の好みとか?」
「ば~か!どうも所長のこれみたいだ。」
小指を立てる健一。
「ま、まじっすか!公私混同も甚だしい!面接したの先輩でしょ?何で採用したんです?」
「まぁ、いろいろ事情があってな、きちんと仕事してくれるなら問題ないけど、会社に害があるようなら…」
近藤に言いながら、心の中では、
『抑止力だよ。ある人を守る為に必要なんだよ。』
と、西川の顔を思い浮かべる健一。
駅に着き、近藤にくれぐれも頼むぞと声を掛け、新幹線口に向かう健一。
心の中では、昨夜の電話の会話がリフレインしているのだった。