ブロってますか?
田中の話は続く…
「アパートに帰る途中、あっ私のアパートって駅裏にあるでしょ。駅裏ってさぁ結構ホテル街になってるじゃない。そこに所長と佐藤が入って行くの見たの!まぁ暗かったから見間違いかも知れないけど…」
…健一は絶句した。田中が続ける。
「それから、仕事中注意して2人を見てるとやっぱりおかしいのよね。私が佐藤を注意すると、所長が庇うし、佐藤の態度も段々図々しくなって来てるし…このままじゃ私が帰った後の事考えると…ほら、総務の仕事ってお金の流れとか管理するじゃない。もし、2人が組んで私物化しようとしたら出来るしね。」
「考え過ぎだよ。仮に2人が出来てるとしても、そこまでする度胸はあの所長にはないよ。」
「そうかな…岡村さん、岡村さんが面接して採用したんでしょ?事前に所長に頼まれたんじゃないの?採用するように、って。」
「い、いゃそんな事はないよ。」
慌てて打ち消す健一。
『しかし不味いな。どうにかしないと。田中さん本社に帰ったら部長の耳にも入るな。』
「わかった。この件僕に任せて下さい。所長と話してみます。さっ食べましょう。」
やって来た昼の定食に箸を付ける健一。
「アパートに帰る途中、あっ私のアパートって駅裏にあるでしょ。駅裏ってさぁ結構ホテル街になってるじゃない。そこに所長と佐藤が入って行くの見たの!まぁ暗かったから見間違いかも知れないけど…」
…健一は絶句した。田中が続ける。
「それから、仕事中注意して2人を見てるとやっぱりおかしいのよね。私が佐藤を注意すると、所長が庇うし、佐藤の態度も段々図々しくなって来てるし…このままじゃ私が帰った後の事考えると…ほら、総務の仕事ってお金の流れとか管理するじゃない。もし、2人が組んで私物化しようとしたら出来るしね。」
「考え過ぎだよ。仮に2人が出来てるとしても、そこまでする度胸はあの所長にはないよ。」
「そうかな…岡村さん、岡村さんが面接して採用したんでしょ?事前に所長に頼まれたんじゃないの?採用するように、って。」
「い、いゃそんな事はないよ。」
慌てて打ち消す健一。
『しかし不味いな。どうにかしないと。田中さん本社に帰ったら部長の耳にも入るな。』
「わかった。この件僕に任せて下さい。所長と話してみます。さっ食べましょう。」
やって来た昼の定食に箸を付ける健一。